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![]() 夫の展覧会で北の街トレントに来ました。 この街特有のクリスマスの露店も 楽しみのひとつですが、 折しも「サンタルチーア」のお祭り中で、 街の中心地が露店で埋まっていました。 伝統的なこのお祭りは、 聖人が、夜、ロバに乗り、 1軒、1軒、子どものようすを見てまわり、 お利口さんにはプレゼントを 置いてくれるというもの。 子どもたちはロバのために、 窓の外にとうもろこしの粉でつくった ポレンタ粉と水を置くそうです。 クリスマスが浸透した現在でも、 このお祭りは続いていますので、 トレントの子どもたちは年末年始にかけて、 プレゼントを数回もらう機会があります。 「少しもらいすぎではないかしら?」と 友人のお父さんに聞くと 「フェスタで、プレゼントを何回もらっても、 子どもが喜ぶその顔を見て喜ぶのは親だから」 と言ってました。 伝統的な習わしが持つ、 愛情表現のひとつなのかもしれません。 「お利口さんにしないと サンタルチーアがプレゼントをくれないよ」 なんて言う楽しい会話が聞こえてきそうですね。 ![]() ▲「お利口さんにはキャラメルをあげるよ〜」 と言いながら、 子どもにキャラメルをあげているお嬢さん。 ![]() ▲クリスマスの露店です。 北国らしい手作りの民芸品や 土地の食べ物が並びます。 ![]() ▲冷えてきた身体には「ビィンブルレ」と呼ばれる スパイスやフルーツを効かせて甘くした あたたかいワインを。 周囲にはコーラスや音楽を演奏するグループいて、 クリスマスの雰囲気が高まります。 ![]() ▲昼間からお祭りに居座っている私は、 食べています。 大好物のポレンタとチーズの盛り合わせです。 右にいるのはミラノから来たマリアさん。 ![]() ▲またまた食べます。 今度は柔らかいポレンタと鹿のソース。 その土地の物を食べる美味しさは格別です。 身体も心もあたたまります。 ところで、我が街ミラノのクリスマスも ご紹介しましょう。 「ライトプロジェクト」のようすです。 ![]() ▲ナビリオ運河の水の内からのライトアップ。 テーマは「魚との共存」です。 ![]() ▲高級ファッションエリアの道は、 ナポリの小道を彷彿させる 「洗濯物干し」になりました。 ![]() ▲こちらも「洗濯物干し」です。 ライトの演出が伝えるメッセージ。 心躍るクリスマスの楽しさに拍車がかかります。 「明かり」が街に満るこの時期は 身体の中にも明かりが灯る感覚が伝わってきます。 さて、今回のメニューは 身体がほかほかに暖まる 「スパゲッティボンバ」です。 少し手間がかかりますが、 スパゲッティを2倍楽しめます。 時間のない方は ピッツァ生地を市販のものにして、 お作りになってくださいね。
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