ほぼ日刊イトイ新聞 - イタリアンマンマの直伝レシピ


	2008/08/10

レシピその72
チーズビスケット
～イタリアの夏の最大の楽しみ～

イタリアの夏の最大の楽しみに、
太陽の恵みを享受することが挙げられます。
女性たちの洋服は、
太陽光線にも負けない華やかな色で、
暑さに対する素直な解決策でもありますが、
おおうところは最小限になり、
素肌を小麦色に焼きます。

そんなわけで、なんといってもこの時期は、
男性達の目の保養‥‥最高のバカンスの季節
と言っても、過言ではないでしょう。

見つめられることによって、
その美しさに、さらに磨きがかかります。
両者の相好関係が見事に成り立ちます。

海や湖では言うまでもなく、
車の運転中であろうが、
バールに彼女といるときであろうが、
どんなシチュエーションにおいても
目ざとい男性の目は、
その見事な女性の身体の曲線をキャッチします。
座っていたおじいちゃんまでが立ち上がって、
前から、横から、
そして通り過ぎてからの後ろ姿まで見つめ、
しっかりと異性の魅力にくぎづけになります。
そして見つめられる女性のほうといえば、
まるでファッションショーのモデルがごとく堂々と
男性の視線をしっかりと受けて応えます。

男性の中には、思わず
「ヒューッ！」と大きなため息をもらしたり、
両手を合わせて
「なんという神の創造物だ！」
なんて言う人までいて、神様まで登場する始末です。

「性」に対しての表現の素直さ。
こんなときは、
やはり文化の違う国だと感じます。
でも愛でる人があってこそ、きれいに咲く花。
私のような部外者でも
その両者のはっきりとしたやり取りに
いささかあきれたり、驚きながら、
評議委員として参加したりして、
その花たちの美しさを楽しんでいます。

さて、今回はビールにぴったりの
メニューをご紹介しますね。
どうぞお試しになってくださいね。

チーズビスケット

■材料

小麦粉：80g
コーンフレーク：20g
パルメザンチーズ：15g
エメンタールチーズ：15g
バター：40g
水：30cc
ベーキングパウダー：小さじ１
塩・砂糖・オリーブオイル・
黒ゴマ、白ゴマ、ケッパーなど
　好みのトッピング：少々

☆下準備

・コーンフレークは細かくくだく。

・チーズはおろす。
・小麦粉とベーキングパウダーは混ぜふるう。

■作り方

（１）塩を除く全ての物を
小麦粉となじませる感じで混ぜる。
バターも固まりをつぶすようにしながら、
しっかり混ぜる。
全体がなじんだら、塩を加えてさらに
さらさらになるように混ぜる。

（２）耳たぶの堅さになるように水を加えて、
また混ぜる。

（３）軽くひとまとめにしてビニールに入れ、
冷蔵庫で30分以上冷やす。

（４）（３）が冷蔵庫で固くなったら、
棒状にする。

（５）５～６ミリほどの厚さに切って、
型を整える。

（６）クッキングシートに並べ
表面にオリーブオイルをぬる。

（７）好みのトッピングをのせる。
今回は白ごま・黒ごまとケッパーを使いました。

（８）180度のオーブンで15～20分焼く。

出来上がりです。
白ごまのクッキーの上には
テーブルに出すときにサラミをのせてみました。
チーズビスケットは、
お子さまのおやつにはもちろん、
ビールのおつまみにいかがでしょうか？