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![]() 20年来の夢がかない、 オリーブの収穫に行ってきました。 友人のチェーザレは、トスカーナの丘で ひとりでオリーブ畑を守っています。 イタリアでは除草剤などを 使っているところが多いのですが、 おいしいオリーブオイルを作るために、 彼はいっさいそういったものを使いません。 では、オリーブオイルの収穫の模様を ご報告いたしますね。 こちらは、彼がひとりで作ったという家です。 ![]() 収穫の前に、まず、馬にえさをあげます。 馬がオリーブ畑の中にふんをしてくれると、 よい肥料になるそうです。 ![]() 馬にえさをあげたら、 オリーブの実の成り具合をチェックしに行きます。 細い丘の道をのぼっていくと、 段々畑のオリーブ畑があります。 ![]() 「今日はマンマの木にしよう」と決定。 木の下に敷く網を持って行きます。 マンマの木というのは、毎年欠かさずに たくさんの実をつけるオリーブの木に チェーザレがつけた名前です。 ![]() こちらがマンマの木。網を木の下に敷いた後、 棒を使ってビュンビュンと、実を叩き落とします。 ![]() 低いところになっている実は 手を使ってスルルッと落とします。 ![]() 網の上にたくさん集まりました。 ![]() 棒を使っても届かない高いところになっている実は 梯子に登って落とします。 ![]() 今年の気候は例年よりあたたかかったため、 オリーブの実が早く熟しました。そのため、 収穫前に木の下に落ちてしまった実もあります。 収穫前に地面に落ちた実を入れると、 オリーブオイルの酸度が上がってしまって おいしくならないので、 絶対に混ぜてはいけないそうです。 「もったいない」と思いながらも 彼の一徹な想いに感じ入りました。 収穫したオリーブの実を袋に入れて、 搾油所に持っていき、 袋からオリーブの実を出します。 ![]() まず、大きな枝や葉っぱを取り除きます。 ![]() 続いて、オリーブの実を洗います。 ![]() チェーザレは洗い上がったオリーブの実のなかに 他にもなにか取り除くものがないか、じっくり確認します。 ![]() この後、オリーブの実をつぶします。 きれいな若草色で、香りも新鮮なオイルが出てきます。 ![]() 収穫の喜びの瞬間です!(向かって左が私です) ![]() 最後に酸度を確認して完了です。 ![]() この日の夕食は、もちろん、 今年初めてのオリーブオイルを ブルスケッタで味わいました。 オリーブオイルをどんどんかけて、かけて‥‥ ![]() 最高! の瞬間です。 ![]() チェーザレ、奥さんのサブリーナと友人夫婦です。 ![]() さて、今回ご紹介するのは サブリーナがブルスケッタと一緒に作ってくれた ニョッキのフリットです。
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