みんな大好き、スマートフォン。
あなたはどんな壁紙にしていますか?
スリープから復帰したときあらわれる「ロック画面」と、
ふつうに使っているときの背景「ホーム画面」。
スマホでは、この2画面の壁紙を設定できます。
イラストレーターの福田利之さんが、
スマホのホーム&ロック画面用に、毎月いちまい、
描きおろしの新作を届けてくれます。
月に一度、ホーム&ロックの壁紙を掛けかえましょう!
いっしょに届く、福田さんの近況報告もおたのしみに。
※スマホで画像を保存したら、
ホーム画面・ロック画面の壁紙に設定してください。
設定方法は機種によって異なります。
ご自分のスマホの設定方法を調べて設定してくださいね。
子どもがいるご家庭にとっての
通過儀礼のようなことですが、
「うんこおしりおなら」そして時には
「おちんちん」といった言葉のブームがあります。
現在我が家には大旋風が巻き起こっております。
子供がこんな言葉を口にして楽しんでいるのは、
大人がそれに笑ったり、
良い反応を示すからでしょうか。
つまり、大人も子供も年齢に関係なく、
これらの言葉にはなんらかの
魅力を感じているのかもしれません。
芸術において、良い悪いとされるものの差は、
微妙なラインで決まります。
「うんこおしりおなら」的な
ギリギリOKとOUTの間を行き来するような作品が
非難された先に、時代のニーズと交じり合い、
歴史に残るような芸術として
認められることはよくあります。
最近ではソーシャルメディアの影響もあり
何もかもが白日のもとにさらされた直球な表現に、
誰もが接するようになりました。
そのためサブカルチャー的なもののカテゴリーは
曖昧になり、そこを根源とすることが多い芸術の在り方が
迷走しているような気がします。
一方で自分の職業はイラストレーターです。
芸術家ではありません。
何らかの商品をアピールするために素材(絵)を提供し、
間接的に評価を得ることで、成立するお仕事です。
「おしりおならうんこ」といった要素は
クライアントの意向で
基本的には避ける傾向が昔も今もあります。
しかしAI技術の進化により、
イラストレーションの仕事も例外なく
縮小していく傾向にある昨今、
デジタルでは感じられない
アナログ制作による不規則な筆致、偶然性による面白さ
そして「おしりおならうんこ」の匙加減が
いい具合に混ざり合った作品を自由に描いて
シンプルに販売するということにも、
最近は力を入れています。
えーっと‥‥
今月のタイトルがあれなのでバランスを考えて
いつもより少し真面目に書いてみた
ホーム&ロックの匙加減はいかがでしたでしょうか?
複雑な味付けで、ちょっとしょっぱいですね。
ごめんなさいでした。
現在、代官山のルーフギャラリーで開催中の展覧会では、
普段より少し多めの「おしりおならうんこ」が詰まった
原画作品を展示中です。
5月19日まで、代官山のルーフギャラリーにて
福田利之さんの個展がひらかれています。
福田さんは普段、イラストレーターとして
注文を受けて描くスタイルですが、
この展覧会では、今自分が描きたい絵を描いて展示、
オリジナルの原画を販売するそうです。
いつもの「イラスト」とは一味違った、
福田さんの「作品」、たのしみです!
くわしくはこちらをご覧ください。
●福田利之のFacebook
https://www.facebook.com/tofukuda
●福田利之のTwitter
https://twitter.com/tofu4cyome
●福田利之のホームページ
https://www.to-fukuda.com/