「ほぼの駅 AKAGI」は、群馬県・赤城山の鳥居峠にある、
旧赤城山鋼索鉄道(ケーブルカー)の駅舎だった建物を
改修して生まれた施設です。
もともと駅だった建物を、糸井重里が代表をつとめる
「ほぼ日(ほぼにち)」が運営する場所だから、
「ほぼの駅」。
もともとは終着駅だった場所ですが、
「ここから行きたい場所へどこだっていけるよ」
という『希望への出発の駅』のような思いもこめて、
「駅」という名前をのこしています。
ほぼの駅 AKAGI って、
どんな場所?


この場所の特徴でまず目に入るのが、その絶景です。
条件が揃えば雲海が見える谷の真ん前にあり、
逆側を向けば覚満淵という自然の箱庭のような場所、
その向こうには原生林に囲まれたカルデラ湖・大沼。
少し歩くと手つかずの自然がのこる小沼。
また、初心者も上級者もそれぞれにたのしめる、
いくつものハイキングコースや登山道があります。
その自然は、季節ごとに大きく表情を変え、
来るたびにさまざまな表情を見せてくれます。
ボート遊びやキャンプ、ワカサギ釣りや氷上散歩などの
アクティビティもたのしめます。
雄大な自然に囲まれながらも、アクセスは良好。
高速道路のインターチェンジを降りたあと、
一般道を通って、そのまま施設までたどり着ける
訪れやすさも魅力です。
そんな場所に、いろいろな可能性の詰まった、
自由な箱をつくりました。
条件が揃えば雲海が見える谷の真ん前にあり、
逆側を向けば覚満淵という自然の箱庭のような場所、
その向こうには原生林に囲まれたカルデラ湖・大沼。
少し歩くと手つかずの自然がのこる小沼。
また、初心者も上級者もそれぞれにたのしめる、
いくつものハイキングコースや登山道があります。
その自然は、季節ごとに大きく表情を変え、
来るたびにさまざまな表情を見せてくれます。
ボート遊びやキャンプ、ワカサギ釣りや氷上散歩などの
アクティビティもたのしめます。
雄大な自然に囲まれながらも、アクセスは良好。
高速道路のインターチェンジを降りたあと、
一般道を通って、そのまま施設までたどり着ける
訪れやすさも魅力です。
そんな場所に、いろいろな可能性の詰まった、
自由な箱をつくりました。



まずは、赤城山に来た人みんなが立ち寄れて、
ここならではのおいしいものや、
ちょっとしたお買い物をたのしめる場所として
運営をはじめます。
とはいえこれで完成ではまったくなく、
今後、イベントやワークショップの開催なども含む、
さまざまな試みをやっていけたらと思っています。
グランドオープンは、2026年4月予定。
この冬のあいだは、いろんな可能性を探る
「α(アルファ)オープン」(試験営業期間)として、
営業をおこなっていく予定です
(期間中も、普通にお越しいただけます)。
訪れてくださるみなさんと一緒に、
この場所ならではの魅力的な場所に作っていけたらと
思っていますので、ぜひ何度でも、
お気軽にお越しいただけたら嬉しいです。
ここならではのおいしいものや、
ちょっとしたお買い物をたのしめる場所として
運営をはじめます。
とはいえこれで完成ではまったくなく、
今後、イベントやワークショップの開催なども含む、
さまざまな試みをやっていけたらと思っています。
グランドオープンは、2026年4月予定。
この冬のあいだは、いろんな可能性を探る
「α(アルファ)オープン」(試験営業期間)として、
営業をおこなっていく予定です
(期間中も、普通にお越しいただけます)。
訪れてくださるみなさんと一緒に、
この場所ならではの魅力的な場所に作っていけたらと
思っていますので、ぜひ何度でも、
お気軽にお越しいただけたら嬉しいです。
「ほぼの駅 AKAGI」
オープンにあたり、
糸井重里が思いを語りました。
-
場所が育つワクワク感を、どうぞご一緒に。

ほぼ日 さなみ(「ほぼの駅 AKAGI」プロジェクトリーダー)
-
季節や天気で、いろんな表情を見せる赤城山。

ほぼ日 みつい(「ほぼの駅 AKAGI」運営リーダー)
「ほぼの駅 AKAGI」に来たとき、まず見てほしいのが、鳥居峠からの豊かな自然。いるだけで心地よい、非常に魅力的な景色があります。晴れた日には遠くまで山並みが見渡せ、運が良ければ雲海に出会えることもあります。
施設の周りには定番の場所がいくつかありますが、僕自身が特に好きなのは小沼。木々に囲まれた湖で、風が吹くと水面がきらきらと揺れ、ゆっくり時間を過ごせます。冬には真っ白な雪原に変わり、静かななか、足音を噛み締めながら友達と歩くのも好きです。もうひとつの湖、大沼もいいところで、こちらは湖に響く鳥の声が心地よく、散歩したり、湖畔で休んだり、思い思いの過ごし方をできます。施設から歩いていける覚満淵もおすすめで、木道を歩けば草花や湿原の景色を楽しめます。僕は朝靄がかかる時間に歩くのが特に好きです。
時間と体力があれば、ぜひ赤城の山々にも登ってみてください。黒檜山や地蔵岳、鍋割山など、登り方はいろいろ。短いコースも、しっかり歩けるルートも両方あるので、誰でも自分のペースで自然と向き合うことができます。
赤城山は季節や天気によって、本当にいろいろな表情を見せてくれる場所なので、ぜひ何度も来ていただけたら嬉しいです。お越しの際はお気軽にお声がけください。スタッフ皆でお待ちしています! -
おいしいもの、たくさんご用意しています!

ほぼ日 ごとぅー(「ほぼの駅 AKAGI」食べもの担当)
「地元の人も東京の人も食べにくる、赤城の新しい名物を作りたい」。そんな思いから今回、多くの方のお力をお借りして、さまざまなおいしいものを集めました。
料理人の山口和明さんにお願いしたのは、「豚とキャベツ」をテーマにした「ほぼの駅 AKAGI」にぴったりのごはん。ゴロゴロ野菜が盛りだくさん、うまみしっかりの豚汁は、土鍋でアツアツのまま提供するメニューも。是非身体を温めながら美味しく楽しく食べてほしいです。他にも、前橋の近藤スワインポークさんの豚肉100%のトンバーグ、もりもり食べたいキャベツの一品など、「またあれを食べたい!」と思うような、満足感のあるメニューをいろいろ作ってくださいました。
甘いものとしては、前橋の松島農園ThreeBrownさんの日本でも珍しいブラウンスイス種の牛のミルクから作っているソフトクリーム。カルピジャーニ社のサーバーを使った、なめらかな口溶けが特徴で、濃厚なコクと甘みが口いっぱいに広がります。コーヒーは、ほぼ日と昔から関わりの深い気仙沼アンカーコーヒーのブレンドです。
メニューは今後も、季節によって変えたり、みなさんの声を聞きながらさらに改良していく予定です。お越しの際はぜひ、いろいろ味わってみてください。 -
ロゴマークは「きっぷ」です。

山口靖雄さん(「ほぼの駅 AKAGI」全体デザイン担当)
元ほぼ日乗組員のぐっさんです(「山口工務店」などのページを覚えていてくださる方、ありがとうございます!)。今回はロゴ、サイン、グッズ、ウェブページなど、施設のデザインを全般的に担当させてもらいました。
「ほぼの駅 AKAGI」のロゴマークは「きっぷ」です。元々、ケーブルカーの駅だった。ということが大きいのですが、「駅って、ここから何かが始まる感じがする」「きっぷを持ってるっていいな」など、糸井さんやほぼ日のみなさんといろいろ話をしながらできたロゴでもあります。そこから膨らんだイメージが、この施設のいろんなところに散りばめられてます。販売するグッズも真面目に、ふざけて、作ってます。今後もグッズは増えると思うので、たまに覗きにきてください。
そして帰り際、入り口横の駅看板を覗いてもらえると嬉しいです。あの看板、大好きなんです。書いてあることも含めてグッとくる。
ぜひ、現地で見てください! -
建物の改修は、「駅舎にもどす」イメージで。

藤本信行さん(「ほぼの駅 AKAGI」施設設計担当)
建物の改修を担当させてもらいました。「駅」というテーマが早めに決まり、もともとの構造自体がわかりやすく「駅」らしいものだったのもあり、ケーブルカー廃線後、ビアホール等への改修を重ねられてきた空間を、駅舎にもどしていくような感覚で作っていきました。
床はヨーロッパの古い駅のイメージで、頑丈なタイルを敷いています。モザイクタイルで「HOBONICHI」を表現したりなどの遊びもしています。木製の販売ブースは「改札」や「切符売り場」のイメージ。気軽に座れて電源のある「プラットフォームベンチ」などもあります。内装のカラーは基本的に白と黒を中心にシンプルにまとめながら、パープル、マスタード、カフェラテ色といった差し色を家具等で散りばめています。
ほぼ日さんから「ゆったり過ごしてもらえるエリアも作りたい」とリクエストをいただき、ふかふかの椅子を置いたカーペット敷きのエリアも作りました。また、鳥居峠の眺望をより楽しめるように、デッキを作ったり、建物に窓を増やしたりもしています。イベント時には机や椅子を動かしやすい、自由に遊びやすい造りにもしています。
自分が座ってくつろぐなら、ふかふかソファよりもプラットフォームベンチでしょうか。こういうパブリックスペースらしい席、好きなんです(笑)。
山の上ではありますが、ちょっとコーヒーを飲みになど、気軽に来ていただけたら嬉しいです。いろんな人が自由に行き交う、たのしい駅になればと思っています。
そこからみんなで候補地をめぐり、あちこち視察するなかで、この旧駅舎との出会いがありました。とはいえ、ここでなにをするかは、議論を尽くしても、どうにもまだ「これだ!」と定まらない。だけど、何度も通う度に違う表情をみせてくれる、この場所の景色や自然をたのしめる、居心地のいい自由な場所にしたい気持ちはハッキリしている。そのため発想を転換し、「まずは場所をつくるのが先でいいんじゃないか?」と、なんでもできる自由な場所としての「ほぼの駅 AKAGI」の設計・構想を進め、はじまりの箱ができあがったのが2025年11月です。
そのため今回、やっとスタート地点に立てた感覚です。これから「αオープン」(試験営業)というかたちで、2026年のグランドオープンに向け、いろんな実験をしながら、場所を育てていけたらと思っています。
まだ未知数の部分が多くはありますが、来てくださる方とともに魅力的な場所を作っていけたらと思っていますので、ぜひ何度もお越しいただけたら嬉しいです。また、ご感想をメールやSNSで教えていただくのも大歓迎です。「ほぼの駅 AKAGI」これからどうぞ、よろしくお願い申し上げます。