第34回 生まれ続ける企画たち
マイドゥー、トギーなのだ。
今回は、過去にあった企画のお話。
ブーメランの普及活動をしていると、
いろいろな人に会うのだ。
そして、ブーメランの面白さや楽しさが伝わって、
いろいろな夢のような企画が生まれました。
ちょいと紹介します。
●コンサートでブーメラン?
ミュージシャンのコンサートで、
紙飛行機をお客さんがステージに向かって、
投げるシーンを見たことありますか?
ああいうのを紙ブーメランでやろうって話があったのだ。
それも、超一流の二人組バンドのステージ!
さすがにトギーも心ときめきましたが、
その企画はあえなく自然消滅。
うまく投げられないというのが原因か!?
●ゲームの販促でブーメラン?
ゲームソフトの販売促進活動の一環として、
プレミアムグッズを作って配ることってあるでしょ。
それを紙ブーメランでやろうって話があったのだ。
そこそこ有名なゲームで、「関西だけでも」って話に
なったんだけど、子供たちが所かまわず投げると危ない
ということでボツに。
●ブーメランがブランドに?
ブーメランの形が、某スポーツメーカーのマークに
似ていることから持ち上がった話。
Tシャツ全面にいろいろなブーメランの形を入れたり、
くつやカバンにもブーメランのマークを入れてしまえ!
って話になったんだけど、こちらも自然消滅。
風の噂では、その会社が倒産しちゃったらしい。
●プロ野球でブーメラン?
プロ野球で5回が終わった時に、
ちょっとしたアトラクションがあるでしょ。
その時にスポーツブーメランを投げようって話に
なったのだ。
世界チャンピオンも呼んで、日本代表選手と一緒に
球場全体を使ってデモンストレーション!!
うーん、とても素晴らしい企画で、
トギーはスケジュールの調整までしたのだ。
なのに、あえなくボツ。
他のイベント会社の企画に負けたみたい。
とほほ。
やりたい企画はみんな夢に終わってしまうのか……、
と思っていたら、本当に叶った企画もあるのだ。
●月刊誌の付録にブーメラン!
ついにトギーデザインの紙ブーメランが、
月刊誌「子供の科学」(誠文堂新光社)の
付録になって登場!
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トギーがデザインした「フラッシュバックα」
ボツ企画が多い中、この企画が実現するきっかけに
なったのは、トギーが書くこのコーナーを
一緒に作っている長官という人の友人Aさんが、
「子供の科学」編集部との間を
とりもってくれたことです。
友人Aさんとあいさつだけを交わしてから約2年。
ほんの些細な出会いだったのに、その人は、
トギーのことを覚えていてくれて、
この企画を進めていてくれたのです。
それで今回の「子供の科学」とのブッキングと
相成ったわけなのだ。
いやー、出会いって、
後でどうなるかわかりませんね。
そもそも「子供の科学」という雑誌は、
なんと! 1924(大正13)年に創刊され、
以降76年間も発行されているというオバケ雑誌。
そういった歴史のある雑誌に、トギーなんかが
登場しちゃって良いのでしょうか?
ということで、まずは12月10日発売の、
「子供の科学」1月号の付録として、
上質の厚紙でできた紙ブーメラン、
その名も「フラッシュバックα」が付いてきます。
さらに、トギーのコラムまであります。
「子供の科学」といっても、
大人も読んでいる、めちゃめちゃ楽しい雑誌です。
ぜひぜひ、みなさんもトギー特製・紙ブーメランを
飛ばしちゃってくださいな。
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月刊誌「子供の科学」
というわけで、最後は宣伝になっちゃったけど、
苦あれば楽もあるブーメラン企画話でした。
トギー(栂井靖弘)
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