川野 |
詩人の谷川俊太郎さん、
コピーライターの糸井重里さん、
そして、ガチャピンとムックが登場する
トークイベントを行いたいと思います。
題して「谷川俊太郎“出張”質問箱」です。
本日進行を担当いたします、
フジテレビアナウンサーの
川野良子と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
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ガチャピン |
ハーイ。
ぼくは、ガチャガチャピンピン、
元気なガチャピンです。
実はこの前ね、糸井さんと谷川さんに
ビスケットパーティに呼んでもらったので、
今日はふたりをお台場に
ご招待しちゃいました! |
ムック |
はいはいはーい、みなさん、こんにちは。
わたしはムクムクムックリの
ムックでありますぞ。
よろしくぅ〜。
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谷川 |
こんにちは、谷川俊太郎です。
普段は詩を書いてますけど、
ときどきこういう人たちに呼ばれて、
こういうところに遊びに来ます。
どうぞよろしくお願いします。 |
糸井 |
糸井重里です。
今日は、谷川さんの新刊の
出版社の社長としてまいりました。 |
ガチャピン |
社長ぅ! |
川野 |
では出版社社長の
糸井さんにお訊ねします。
『谷川俊太郎質問箱』というのは、
どんな本なんですか? |
糸井 |
この世の中にはね、きっといろんな人が
いろんなことを疑問に思っていたり、
人に訊きたいと思っていると思います。
でも、ちゃんと答えてもらえる
機会や場所って、なかなかないんです。 |
ガチャピン |
ないよなぁ! |
糸井 |
そういう疑問について、
詩人の谷川俊太郎さんが答えたら
どんなふうになるんだろうという連載を
「ほぼ日」でやってみたら、
妙におもしろくなったんで(笑)、
これを本にしてしまえ!
ということになったんです。
詩人の谷川さんが、みんなの
いちばん仲のいいおじさんのようになって
答えてくれたような本です。 |
ガチャピン |
本の中で、
「ぼくたちの絵本を作ってちょうだい」
ってお願いも、しちゃったんだよ。
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川野 |
ガチャピンとムックの絵本ですか? |
ムック |
そうなんです。
お願いしますぞ! |
谷川 |
絵本を作るためには、
ガチャピンとムックに
話を聞かないと書けないから、
ふたりのことを聞かせてもらわなくちゃ。
そのうちいろいろと
インタビューさせてもらいますよ。 |
ムック |
ですね、ですね。 |
ガチャピン |
ウフ、やったね、ムック。 |
川野 |
ここで、谷川さんと糸井さんに
お願いがあるんです。
実は『谷川俊太郎質問箱』を読んで、
私の周りに「自分も質問をしたい」という
人がおりまして‥‥
質問を預かってまいりましたので、
お答えいただいてもよろしいですか。 |
谷川 |
はい、いいですよ。 |
川野 |
まずはアナウンス室から、
こちらのVTRをごらんください。
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谷川さんの詩を読んで
育ちました、佐々木恭子です。
質問ができてすごくうれしいです。
さて、質問です。
人は、歴史を勉強するのに、
なぜ利口になっていかないんでしょうか。
教えてください。
よろしくお願いします。 |
糸井 |
おおお。 |
川野 |
佐々木恭子アナウンサー、
なかなかまじめな質問ですね。
(つづきます)
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