
博士 |
‥‥こんな夢を見た‥‥ |

アジオ |
え〜
また中年の夢話ぃ〜? |

アジコ |
2週連続ね‥‥ |

博士 |
夢の中で晩飯を食っておると、
貧しい家族が訪ねてきた。 |

アジオ |
相変わらず
貧乏臭い夢だなあ‥‥ |

博士 |
父と母と幼い息子の三人家族で、
見せたいモノがあるから付いてきてくれと言う。 |

アジコ |
付いていったの? |

博士 |
ああ。
近所の空き地まで付いていくと、
しばらくそこで待っていてくれと言う。 |

アジオ |
それで? |

博士 |
10分程度待っていたが、
なんにもないので帰ろうとすると、
正面の家の向こうから
ひゅ〜と花火の上がる音がした。 |

アジコ |
それで? |

博士 |
驚いて空を見上げると上空で花火が開いて、
その中で三人家族が
「π」の字をつくっておった。
人文字で。 |

アジオ |
どんな花火だよ! |

アジコ |
たしかに三人いればつくれそうね
「π」の字。 |

博士 |
そして家族は
夜の空へと消えていった‥‥ |

アジオ |
‥‥それだけ? |

博士 |
ふむ。
「π」の字だけに割り切れない夢じゃった‥‥ |

アジコ |
なにうまいこと
オチつけてんのよ! |

アジオ |
では今週の味写を
発表しま〜す! |

アジコ |
まずはH・N たんたんさんの
作品です。 |