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BEST STANDARD "T" B.S.T.2003 |
ほぼにちわ、ハリーです。 「ほぼ日ベストスタンダードシャツ」の追加注文受付も、 いよいよ残すところあと1日となりました。 今年のTシャツ販売ももう終わりかと思うと、 なんかちょっと、さびしい気持ちさえしてきます。 Tシャツ好きのぼくとしては、 締めくくりとして、 「ほぼ日ベストスタンダードシャツ」に至るまでの、 ほぼ日Tシャツの歴史を振り返ってみようと思います。 いままで「ほぼ日」が、どんなことを考えて、 どんなTシャツをつくってきたかが、 やっぱり「現物」に如実に表れているんです。
![]() もともとは、販売用としてつくったのではなく、 自分たちが着たいということと、 それが賞品にも使えるとか、 日ごろお世話になっている方へのプレゼント用として、 かなり少量だけつくられたものでした。 デザインは、おサルのキャラクターの作者でもある、 アッキィさんが担当してくださいました。 シンプルでベーシックなデザインは、 いまでも十分魅力的です。 いまだに「あれ欲しいです!」という メールをいただきますが、もう、ないんです。 ボディはまだオリジナルじゃなくて、 既成のものを使っています。 カラーバリエーションは、 ネイビー、グレー、レッド、ホワイトの4色。 あとから気づいたんですが、 今年のカラーバリエーションと、 ほとんどいっしょだったんですねー。 余談になりますが、このころの販売システムは いまとくらべるとかなり原始的で、 ご注文内容を確認していただくための 通称“確認メール”も、手作業で送られていました。 ご注文から2、3日たってから確認メールが届くという、 いま思うと、なんとものんびりした時代でしたね。 実は、のんびりしているというよりは、 いま以上に大変な作業だったわけですが。
![]() 今回あらためて見てみて、「HOBOP&HOBOT」には、 「ほぼ日ベストスタンダードシャツ」との 共通点がたくさんあることに気づきました。 商品構成がTシャツとポロシャツということ、 胸にワンポイント(この時はボタン)があること、 デザインのテイストが上品で落ち着いていることなど、 似ているところが多いんです。 「HOBOP&HOBOT」のテーマは、《脱・ロゴT》。 販売開始のとき、darlingはこう言ってます。 初期の頃は、普通のTシャツに おサルをプリントするだけで 「ほぼ日」らしいTシャツとして、 自分たちにも、みんなにも好評でした。 しかし、そういう、 いわゆる「ロゴT」をつくり続けていくと、 商品の「クリエイティブ」よりも、 ロゴのあるなしでの付加価値に商品が限定されていく。 それじゃ、動機がちがっちゃうんだよなぁ。 「ほぼ日」のおサル成分をどんどん薄めていっても、 商品として魅力のあるものにしないといけないでしょう。 「ほぼ日ストア」で発売する「HOBOP」と「HOBOT」は、 そういうことを真剣にたのしく追求してきました。 これを読んで、このときのチャレンジって、 「BEST STANDARD(最良のふつう)」を実現することと、 方向的に似ていたんだなと思いました。 両方とも、「ほぼ日」がいままでより、 ワンステップ大人になろうとしているときに つくられたTシャツだっていうところが、 共通してますよね。 「HOBOP&HOBOT」のボディは完全オリジナルです。 「ほぼ日オリジナルTシャツ」と同じく、 アッキィさんがデザインしてくれました。 そういえば、「ほぼ日」のイベントでは、 いまでも必ず、着ている人を何人も見かけます。 持っている方に、とても愛着をもって、 大事に着ていただいている Tシャツなんだなぁって思います。
![]() “「ほぼ日サポーター」であることを、 露骨にアピールするためのTシャツ” という、ほかのほぼ日Tシャツとは、 位置づけのちがう、変わり種Tシャツです。 「HOBOP&HOBOT」の大人っぽいデザインのすぐあとに、 こういうTシャツを平気で出したというのが、 「ほぼ日」らしいところでしたねー。 注文いただく枚数によって値引きされる、 「5段階スライド方式サービス価格」でも、 話題をよびました。
![]() “着ていくほどに、洗っていくほどに味が出る、 ヴィンテージ・ジーンズのように、 「育てていけるTシャツ」” “letter(文字・手紙)を上下逆さにプリントした、 「自分へのメッセージをもったTシャツ」” という、 2つの大きくて、骨太なコンセプトをもつTシャツです。 胸のletterは、「THINK WILD」「YES, I'M ONLY」 「ONLY IS NOT LONELY」の3種類、 カラーは、オレンジ、ブラック、パープルの3色。 9種類の商品バリエーションは、 それまでのほぼ日グッズ史上最大の数でした。 ファッションブランド「GENERAL RESEARCH」の Tシャツグラフィックなども手がける、 アートディレクターのホソカワさんを迎えて、 ボディのデザインはもちろん、 生地もオリジナルでつくりました。 新品のときから、自然な風合いを楽しんでいただくため、 あらかじめワンウォッシュしたり、 さらには、プリントの方法からステッチの糸の種類まで、 こだわりにこだわって、つくられています。 いま思うと、ここでつかんだ 「がんばれば、やれるぞ!」という感触が、 「ほぼ日ベストスタンダードシャツ」をつくるときの、 おおきな支えとなってくれた気がします。 個人的にも、とても気に入っているTシャツです! ![]() こうして見てみると、 いままで「ほぼ日」がつくってきたTシャツは、 それぞれつくる動機やねらいはちがうけれど、 おなじひとつの大きな流れのなかに 位置づけられるように、ぼくには思えました。 どのTシャツにも共通しているのは、簡単にいうと、 「シンプルで力があること」 「流行りものではなく、 ずっと着ていけるもの」 だということ。 その現時点での、ぼくらなりのいちばんいい答えが、 「B.S.T.」「B.S.P.」「どせいさんコラボT」 なんだと思います。 「ほぼ日ベストスタンダードシャツ」の注文受付は、 明日8月1日(金)のお昼12時で終了します。 あと1日、どうぞお買い物をたのしんでくださいね! |
2003-07-31-THU
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